かよさんの葬儀から1週間。
いつものように普通に電話で話して、それから3日後。
かよさんは突然旅立ってしまった。
私が東京に戻ったあと、母の面倒をお願いしていたんだ。
身体。相当無理があったんだね。
トイレに座ったまま冷たくなってたって。
息子のしょうちゃんには面倒みてもらいたくない!って言ってたから
身体が言うこときかなくなる前に魂に帰ったんだよね。
かよさんとはいろんな話をしたよね。
お姉ちゃんがいなくなって寂しかったけど、
でも、かよさんがいるから癒されたよ。
身近な人を送ることが増える年になって
母との月日も永遠でないことを切実に感じる。
今。出掛けよう。一緒に。
また今度。は、もう、やってこない。
どこでも行ける時に行っとくべきだと言われた事がある。
今。
一人旅には、もう、行けない。
家族を持って、一人の時とは貴重な時間であった事を知り、
時は永遠ではなく、魂は永遠であるのだと感じ、
もう2度と返らない時を想い出の中で味わう。
「誰にも迷惑かけたくない。好きに生きたい」と言っていたかよさんは
その通り、自分の小さな葬儀が行える程度のお金だけを残し、
そして、じじいと読んでいた今の彼ではなく、
本当に好きだったんだと言っていた
絵描きだったという横浜の彼が描いた港の絵を胸に棺に横たわっていた。
素敵な人生だったと思う。
一緒に行った下田の菜の花畑。
今年も一緒に行きたかったな。
愛の人。かよさん。
美味しい煮物をいつもありがとうね。
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