2009年2月5日木曜日

おひなさま

家には古い七段飾りのおひなさまがあったけど、引越しの時に捨てたってずいぶん前に聞いた。
細面の姉ちゃんに似て綺麗なおひなさまだった。

今日は暖かな春のような日だったね。
病院に千代紙で作られた小さなおひなさまが飾られていた。

田舎の小さな病院だから、赤ちゃんの産める病院はここだけで、産科と内科は同じフロア。

新しく生まれる小さな命と旅立つ命がある事が、普通の事として、こんな小さな場所で起きている。

おひなさまの頃も生きていて欲しいと願う。

朝、男所帯の散らかった2階を掃除機かけていたら、ふいに泣けてきた。

姉ちゃん帰ってきたいだろうな。
ガンガン掃除機かけて「汚い!」って文句言ってね。

そう言ってくれるママがいない二人の寂しさが痛い。

痛みに耐える姉ちゃんは偉いよ。
みんなに愛されてる。
一人じゃない。

おひなさままで、あと20数日。
みんなで頑張ろう。

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