2010年4月28日水曜日

Nativeの里

Nativeの人たちにも里の人たちにも
同じように その土地の守り神様がいるのだなぁ と
走りながら、そんなことを想った

山神社に来ていた人たちは
みな、すぐそばに住んでいる部落のおばさん、おじさん

とんとこ速足で歩いてきて そこいらに落ちた神木の枝を拾って 掃除して 
どんどん 神様のほうに向かって階段を登って

パンパン と
なにやらを お願いしていたのです

いつもと変わらぬ流れで それは 行われていました

音の無い世界は AcomaでもHopiでも 池の里でも それは同じ
見渡す限りの砂漠の中 巨大な岩の上で暮らす人たちも
そこにある教会で祈りを捧げる

そこから一歩も外の世界を知らず この世の生を終える人もいる

「日本は海があるんだろう」
すごく羨ましそうな目をして言われたとき
はっと したのです

そうかぁ Acomaで生まれた彼にとって 海はあこがれ
波の音は 鳥のダンスやElkの歌よりも 
もっと聴いてみたいSoundsなのかもしれない

その土地で根付く信仰
それは しごく 当たり前のこと

山の恵みを山の神様へ感謝する
海の人たちは 海の神様へお神酒を捧げるのと同じように

おばあちゃんたち姉妹が話していたという昔話を
今度は私が 母たちから 聞いた
狐の嫁入りやだるまさん

本当に見たって
 
普通にすぐそこにあった不思議なことは
言い伝えでなく
見える 目 を

いや 自然界が見せてくれていたのかもしれないよね 
見える人に
特に 子供たちに ね

0 件のコメント: