2008年5月28日水曜日

大切なもの

今日は真夏のような暑さだった。
あさっては父の命日であるので、今日は午後の打ち合わせを終えて早々に実家のある伊豆へ帰ってきた。父が死んで3年。月日が経つのは早いものです。

うちの家族は母と姉と私の女3人だけなので、仲が良い。
私が実家に帰るというと姉は仕事をわざわざ休んでくれたりして一緒にすごす時間を作ってくれる。

わがまま、好き放題して心配かけてばかりの私は、改めて家族の優しさに感謝する。

数ヶ月前、私たちの関係は少しギクシャクしていた。
昨年仕事を辞めて会社を作ろうとしている、その自分たちの理解を超えた私の行動に対し、田舎の人によくありがちな、理解するではなく臭いものには蓋をするみたいに、否定的な意見や冷たく突き放した言葉などばかりだった。そんなことから自然と私も自分の想いを伝えずに、突っ張って母や姉に反発したりしていた。

そうした状態がしばらくあって、やっぱり、思った。
私にとってかけがえのない家族とはきちんと和解しよう。
私の想いをきちんと伝えよう。

「私はみんなに私の事わかってもらえなくて本当は寂しかったんだ」
そんな事を話したように覚えている。その時、姉も泣いていた。

人との付き合いの中で、自分が傷ついた事は良く覚えていても、自分が傷つけたことには気付かないでいる。「あなたが○○したから!」「あなたが私の言うとおりにしてくれなかった」
というメッセージではなく、「私はその時、こう思っていた」と自分の気持ちをきちんと伝えていくとお互い分かり合える可能性が高いと、この和解の後で聞きました。

大切なものをなくしてしまう前に、人のせいにしないでその人すべても受け入れて、素直に自分の気持ちを伝える「努力」をしていきたいものです。

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