2009年4月24日金曜日

天国のアシュリーへSeasons Of Love

4月23日人の10倍の速さで年をとる早期老人症(プロジェリア)という難病と戦いながら、その前向きな生き様から様々な事を教えてくれたアシュリー・ヘギちゃん(17歳)が光の世界へ召されました。

私のお店のメルマガでも彼女の言葉はよく使わせていただきました。
「わたしがプロジェリアだということには、ちゃんとした理由があるの。
神様が与えてくれたものだから、すてきなことなのよ。
だから、わたしは大丈夫」

今日はミュージカルRENTの中からSeasons Of Loveという曲を。
今は亡き劇作家のジョナサン・ラーソンさんはこのRENTの脚本を書きながら驚くべき事に300もの曲を作詞作曲をしています。

ラーソンさん。1996年1月25日、RENT公演がいよいよ世の中に出ようとする直前に、 大動脈破裂で、天に召されました。 彼の手による最初で最後のゴスペルです。
アフリカンアメリカンの友人との出会いがこの曲を生みました。
1年は365日、365×24=8760時間、8760時間×60=525600分。

おそらく病気にさいなまれる若者たちにとって、1年はまさしく分刻み。
一瞬一瞬を、いかに輝かせるか。そんな気持ちが伝わってきます。
きっとRENTという作品自体が、ラーソンさんの生きた証になっているのでしょう。
1年525600分を大切に生きたい。そう教えてくれる。Seasons Of Love

ラーソンさんやアシュリーちゃん、そして劇の登場人物には、恐らく自分に残された人生がどれくらいなのか、そしてその時間はほとんどないことが分かっていたのかもしれません。
だからこそ、1年1年を愛でカウントし計ろうと歌っているのでしょう。
ラーソンさんの死後、12年間と4ヶ月、この劇は上演されました。

ありがとうアシュリー
ありがとうラーソン

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