2008年4月12日土曜日

北山耕平さんのトークショーで感じたこと

昨日は青山ブックセンター本店で行われた北山耕平さんのトークショーに行ってきました。
http://native.way-nifty.com/native_heart/2008/03/post_d327.html

本の出版を記念したもので、とても内容の濃いあっという間の1時間半でしたが、その中でも北山さんの言う「インディアンだった記憶を忘れてしまった日本人」という言葉に、はっとして、やっぱり、というか、なんというかやっぱりそうだったんだ、という確信に近い感覚を覚えました。

それは、去年の4月。ニューメキシコ アビキュー。360度何もない砂漠の中に一人きり。いるのは太陽と風と私だけ。でも、その時、誰かがいてくれた、と思った。その強い感覚は今も揺るがない。

砂漠に行く事。それは、私の魂を深呼吸させに行くようなもの。

砂漠の中を走る。アビキューやタオス、ホピに続く道々でふと湧き上がる、懐かしいという感覚。
魂の記憶が呼び覚まされた、とも言える。知っている、という感覚。遠くの山を見て、何故か懐かしくて、涙が出て止まらない時がある。きっと、私はインディアンだった。きっと、この土地と繋がっているのだと、何故だか思った。
ジョージア・オキーフが好きだから、サンタフェとアビキューに行ってみたい、そんな気持ちで出掛けた旅だったけれど、そういうものは導かれるように行かされるものなのかもしれないし、人とも出会うべくして出会うのだと思う。全ては必然なのだから。

インディアンだった記憶を思い出すために私は時々タオス、アビキューに行く。自発的に物事を知ろうとする行動が基本なのだと北山さんはおっしゃっていた。だから、私は今後もインディアンだった記憶、私と強いつながりのある土地を探す、いや、導かれる旅を続けていく。

0 件のコメント: