2008年9月12日金曜日

香りの記憶

去年からこの香り。
少し甘くてフルーティーなこの香りは、アメリカを一緒に旅して一人不安になるような時も支えてくれたと思う。だから、この香りを嗅ぐとセドナやアビキューなんかの、あの、荒涼とした大地が目に浮かぶ。

昨日86のついた番号から着信があった。
海外から。知らない番号だけど、出てみた。
こういう時、ドキドキする。名前を言わない。でも、声の記憶はある。絶対にあの人だと。。。

「Do you remember me?」違う人の名前は浮かびっこないんだけど。
1年以上もなんの音沙汰もなく、そのままだった。昔の彼。

今、中国にいると言う。
何故、突然電話してきたの?と聞くと私のことを考えていたと言う。

どこかで何かを見て、ふと私の事を思い出したのか。
なんだか不思議。
だけど、世界中のどこかで私を思う人がいてくれるその事は 心がなんだか温かくなる。

ついに彼の部屋で着る事もなかった。持って行って、と頼んだ私のTシャツ。
それを捨てる時、彼はきっと私を思い出したのだろう。

電話の後で、彼のつけていた香りが ふっとした。そんな気がした。

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